八丈島旅行日記(その1)

こんにちは。
劇団だるい008「全力疾走」で、役者・脚本・演出をやります佐溝です。
とはいっても、オムニバス形式なので、やるのは全体のうちの何本かです。
全力のコント集、みなさん見に来てくださいねー

11月2日〜4日、東松原ブローダーハウスにてやります。
http://darui.ehoh.net/

さて、公演まであと1か月半ほどなので、ブログも始動してかなきゃなーと思うのですが、稽古については書くことがまだあまりありません。
ので、ちょっと前に行ってきた、八丈島旅行記を書きます。2泊2日の旅だったのですが、書いてたらとても長くなってしまったのでとりあえず第一部。続くかはわからない。

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8月の終わりにヨコヤマとサトウという男たちと八丈島に行った。
楽しそうな写真はきっとヨコヤマがアップしてくれるので俺は文章だけ書くことにする。
しかし長くなってしまった。

8月31日21時。我々は浜松町駅北口に集合した。サトウは10分くらい遅れて到着した。まったく時間にルーズな男である。一方ヨコヤマは興奮しすぎて20時くらいには駅についていたらしい。小学生のようである。そして、その1時間で何をしていたかというと、ビールの安い店をひたすら歩いて探していたのだそうだ。結果一杯180円の店を見つけたとヨコヤマはうれしそうにしていたが、その労力は絶対に他のことに向けた方が将来のヨコヤマのためになる気がした。
しかし、一杯180円のビールには何の文句も我々にはないので、ヨコヤマの見つけた店に向かった。ゆで太郎だった。まあいい。ここで、航海の無事を祈り今回の旅最初の乾杯をする。2杯目はヨコヤマがじゃんけんに負けてくれて、ごちそうしてくれた。今日私とサトウにビールをごちそうするために普段弁当で節約生活をしてくれたヨコヤマ君ありがとう。

ゆで太郎で飲んでいたら、もとい航海の無事を祈っていたら、いい時間になってきた。買い出しをして竹芝桟橋に向かう。見知らぬ女性3人組と仲良くなったときに、「いかがですか」と勧めるためにチューハイも3本買った。空振りを恐れない、という哲学が染みついている。桟橋は週末ということもあり多くの人であふれていた。若いおねーちゃんや、楽しそうな大学生グループばかりが目に入った。おばちゃんや釣り客のおっさんなどもそれなりの人数いたかもしれないが、目に入らなかった。そいつらの見るからに想像できる島での楽しそうな様子に対して、ケッ、大学生活楽しんでやがんなあ!クソっクソっ、こちとらヨコヤマサトウと男3人旅だ文句あるか!と早速目つきがより悪くなると同時に卑屈になる。

そんなありきたりな大学生としての楽しさを満喫しているやつらには用はないので、さっさと我々は船に乗り込む。甲板に陣地を確保して、航海の無事を祈り続けなければならないからだ。日本人たちに全幅の信頼を置き、荷物を席に放置して酒とレジャーシートを持って甲板に向かう。すでに酒盛りを始めているグループもあった。船の一番上のデッキの一番後ろに陣取る。
22時20分出航。いつ乗ってもこの瞬間は気持ちが昂る。少しずつ陸から離れていく。さようなら日常生活。男3人、おっぱいの話などをして航海の無事を祈り続けた。

気が付くと、航海の無事を祈っているのは我々だけになっていた。全く、沈んだらどうするつもりなんだ。ヨコヤマのフェイスブックを見てみるとどうやら津波注意報が出ているらしい。しかし、大丈夫。船長が大丈夫って言ってたから。
さて、甲板に我々だけになったところで我々は、ヨコヤマの変態じみた趣味の一つである「〇〇(ヨコヤマのために一応伏せる)を出して写真を撮る」を早速実行することにした。海風が*を通りぬけていった。

焼酎を一本あけたところで、前日楽しみすぎて眠れなかった私に限界が来て、就寝。どうでもいいが、我々の前の席のにいちゃんがU字工字の坊主の方にそっくりだった。

(つづく。まだ八丈島に着かない)