八丈島旅行日記(その4)

こんにちは、さみぞです。劇団だるいの稽古も佳境に入っています。
八丈島旅行もいよいよクライマックス。ようやく今回で最後。駆け足ですが。


12時頃無事に起きることができた私だったが、見まわしてみると、サトウとヨコヤマが寝ている。夜の部はこれからだというのに。二人をたたき起こし(他人を起こすのには、まったく躊躇がない)夜の海に向かう。海に来ている以上、海辺で飲まないといけないからだ。
全く人気のない道を10分程歩き、港に到着。しかし、人気がない道は広々としていていい。思わず開放的な気分になってしまうところだったが、それにはいささか街灯が明るすぎたのでやめた。

月明かりの中、防波堤に座り、日本酒を飲む。きっと、無声映画だったら凄い雰囲気のあるシーンになっていただろう。だが、残念ながら会話は相変わらずクソであった。
そして、無声映画ならと書いたが、残っている写真を見ると、女の子がビールとか飲み物を頬に近づけてるポーズとか(伝わるかなー)、ヨコヤマの変態的な趣味の実践(結局やってる)とかしかなかったので、無声映画でも結局ダメだっただろう。
私たちが、気づいたらさきいかを虫に食われてしまっていた間にどのような話をしていたかというと、島を一周する間にとても景色のよい、歩くにもとても整備されていて気持ちのよさそうな道があったのだが、そこを誰と歩きたいか、みたいな話もした記憶がある。ただ、いま「誰と?」と言われたところで我々はポリティカリーコレクトネスな答えしか返さないので、まあそんな話はなかったのと同じことだ。

結局3時か4時くらいまで飲んでいた。

ようやく八丈島1日目終了。

翌朝、もう一人のクソ野郎仲間であるところのシダを迎えに港に向かう。彼は、日曜朝着の夜行便できて、夕方帰るというとんでもない強行軍なのだが、それでも八丈島に来るのだ。

車で迎えに行くと、ちょうどシダが船から降りてくるところだった。腰をやられていた。なぜだか知らないが。とても日帰りで八丈島に来るような熱意のある人とは思えないほど辛そうな表情をしていた。ギャップ萌えってやつなのか。
シダは船の中で女子が二等の雑魚部屋にみんな寝ていることに衝撃を受けていた。へんなとこ真面目なやつである。

そんなシダが山に行きたいと言うので八丈富士に連れて行ったが、登山道はひたすら階段。腰をやられているシダはもう限界だった。なんで山に登りたいと言ったのか。またしてもギャップに萌える我々(うそ)。

しかし地上では曇っていた天気も頂上では晴れ、視界には山と海と(途中で休んでいるシダと)、が見え絶景である。

さて、腹が減った我々は島寿司を食べに行く。伊豆諸島に来たからには絶対に食べないといけないのだ。といいつつスーパーで島寿司を買う。あんまりこだわりはないのである。
昨日飲んだあたりの海岸で昼ごはんを食べる。4個あったたこ焼き、ヨコヤマの分まで食べてしまったことはいまでも反省している。

昼ごはんも食べ、最後のひと泳ぎ。次第にシュノーケルセットを着けるのすら面倒くさくなり、どんどん素潜りに近づいていく。最後は子供みたいに岸壁から飛び込んだりして遊んで、あっという間だったが盛りだくさんの八丈島旅行終了。
帰りの飛行機は50分で着き、なんてあっけない。11時間かけてきたのはなんだったのだ。と思いつつそれぞれ帰路につく我々であった。

と、一つ大事なことを忘れていた。泳ぎ終わった我々は最後に温泉に向かったのだった。海に向かった露天風呂でそれはそれは雄大な風呂だったのだが、そこのお湯が若干しょっぱく鉄分も含んだような感じで、ヨコヤマが「〇〇〇〇〇〇〇のようだ」と言ったことは記憶と共に記録に残す必要があるのでここに書いておくことにする。行ってないひとにはわからない話を最後にかいて申し訳ない。行けばわかる。

というわけで、全然進まなかった八丈島旅行記も今回でなんとか終了。丁度来週には劇団だるい008「全力疾走」も本番を迎えます。
興味を持った人もそうでない人もぜひ見に来てくださいね!お待ちしております!