「三宅島に行くぞ!〜出航前〜」

こんばんは。お盆休みが終わってしまって悲しみに暮れている佐溝です。ああ、終わってしまった。

さて、前回のだログでも書きましたが、三宅島に行ってきました。今回の島旅行のテーマは「海とお酒と火山と私」。まあぶっちゃけ毎回そうなのですが、今回は三宅島、というだけあって火山の割合が高かったように思います。その旅行記とりあえず0日目の分。

0日目
台風12号がロシアの方に去り、台風11号が南洋上でモタモタしているあいだに出発の日8月1日が来た。その日は正直言って仕事が手に着かず、パソコンに向かいながらずっと船と島のことばかり考えていたし、自然と顔がにやけてしまっていた。どうでもいいはなしだが、職場のグループ内で毎日予定をメールで共有しているのだが、普段夜に予定がある日は「※18時過ぎに失礼できればと存じます」くらい控えめに書くところ、この日は「※18時に退社します」と断言した。そのぐらい断固たる決意で18時に退社し、一旦家に帰ってフィンを持っていくか改めて考えた上であきらめ、酒を買い込み20時30分に浜松町に着いた。時間読み通りである。もうここまでは慣れたものだ。

去年も大遅刻をした佐藤(仮名)は今年もやはり来ていなかった。集合時刻にまにあっていたのは三四郎(仮名)だけだった。相変わらずルーズな連中ばかりだが、こちらも別に到着を待たないのでどっこいどっこいである。
ビールがとにかく飲みたくてしょうがないので、遅刻の奴らは放置して横山(仮名)が2年前に開拓した「ゆで太郎」という知る人ぞ知るビール屋さんに行き、ビールを飲んだ。もとい航海の無事を祈りつつ残りの面々を待つことにした。

しかしその間もニヤニヤが止まらない。ニヤニヤしてんな、と指摘されて恥ずかしい思いをしたがそれでも止まらない。
今回、藤井(仮名)の切符だけ予約できずに、当日券狙いだったのだが、それで券が買えなかったらあいつ浜松町まできて置き去りだなー、とか考えてもニヤニヤしてしまった。

そうこうしている間に、ゆで太朗を発見した功労者、横山(仮名)が合流した。ビールが190円から220円に値上がりしていたことにとりあえず文句を言ったが、こいつの浮かれっぷりも並じゃなく、全く取り合ってもらえなかった。
あまりに浮かれていて、知らないけどじゃんけんで負けてくれてビールをごちそうしてくれた。今年もありがとう。

いい時間になってきたので、切符がない藤井(仮名)の席なし券(そのへんで雑魚寝する券)を買ってたりしたら(結局普通に買えてしまった)雨も上がって乗船。八丈島航路はこの6月に新型船になったばかりなので楽しみである。これも今回の旅の目玉の一つだ。

その船は橘丸というスーパーエコシップで燃費がよかったりとっても環境に優しい、とんでもない彩色の船だ。真っ黄色に緑色という、ほかの船では見ない色をしている。
どうも東海汽船ジェットフォイルあたりから色使いがおかしい。

外身は(はっきりいって)おかしいが、中身はバリアフリーにも対応した新造船でとってもきれいである。新車のにおいもするくらいだ。荷物をおいて小雨振る甲板に向かう我々。台風が来ていたって、波が高くたって、多少雨が降っていたって関係ない。船に乗る以上航海の無事を祈るために甲板で飲むのだ。

ようやく出航。つづく。